「いつか幸せになる」のを、やめてみる。
「曹洞宗(そうとうしゅう)ってどんな宗教?」と聞かれたら、私たちはこう答えます。鎌倉時代に道元禅師が開いた禅宗であり、「いま、この瞬間の生き方」を今日から変える実践の教えです。福井の永平寺(エアドッグのCMでも話題ですね)と神奈川の總持寺を2大本山に持ちます。
曹洞宗の核心は、「修証一如(しゅしょういちにょ)」という教えです。 これは「修行(修)と悟り(証)は一体である」という意味ですが、簡単に言えば「特別な結果を出すことではなく、いまの行動そのものが100点満点」ということです。
私たちはつい「資格を取ったら」「目標を達成したら」と未来ばかり見がちです。しかし道元禅師は「ゴールに守られて歩みを止めるのは違う」と考えました。
山登りに例えるなら、「山を登り始めた最初の一歩がすでに頂上(ゴール)であり、でも終わりがないから歩み続ける。頂上に着いたからと居座るのではなく、本当にこれでいいのかと問いかけながら、次は山を降りる」。居座ることなく、常に「いまの自分」を更新し続ける生き方です。
禅といえば坐禅ですが、部屋がゴミだらけ、寝不足、トイレを我慢した状態で座っても、心は整いません。だからこそ曹洞宗では、「脱いだ靴をそろえる」「目の前のゴミを拾う」「スマホを置いてゆっくり食事を味わう」「早く寝る」といった、誰もができる「日常の暮らしを整える行動」のすべてを本気の修行と考えます。
「心」で思っていても、行動しなければ毎日は変わりません。心と行動を一致させるのは難しいからこそ、まず行動(修)し、動きながら修正していく。
変化の激しい現代、あれこれ悩む前にまず動く。今日、玄関の靴をトントンと揃えるその一歩から、あなたの禅を始めてみませんか?
#曹洞宗 #修証一如 #禅のある暮らし