「ごめん、今日だけ時間を変えて!」「お盆のスケジュールが、完全に詰まりました」一年で一番忙しい夏のお盆。当寺には決まった「檀家さん」がいません。すべて、ご縁があって繋がった「信徒さん」お一人おひとりです。だからこそ、初盆やお墓参り、地蔵盆のご依頼で、お盆の予定は分刻みでビッシリ埋まります。そんな超多忙なある日、事件は起きました。
1. 突然の電話「お葬式が入りました」お盆の予定が100%埋まっている日に、突然のご葬儀のご依頼。ご葬儀は日程を動かすことができません。優先順位は一番です。「やるしかない……!」ここから、お寺のタイムアタックが始まります。当寺は完全なる「ワンオペ」。身はひとつしかありません。すぐにお約束していた信徒様へ、時間変更のお願いのご連絡を入れます。……が、こういう「ここぞ」という時に限って、電話がつながらない!(あるあるです笑)汗をかきながら何度も電話を掛け直し、奇跡的に全員と連絡がつき、なんとかスケジュールを再調整できました。直前のお願いにもかかわらず、快く時間をずらしてくださった信徒の皆様、本当にありがとうございました……!
2. 次の敵は「花火大会」と「猛暑」調整完了!とホッとしたのも束の間、移動中の車内で絶望します。「……マジかよ、交通規制!?」そう、夏のお祭りや花火大会の通行止めです。渋滞をぬって、次の目的地へ移動するのはまさにギリギリの連続。さらに追い打ちをかけるのが、炎天下の野外お勤めです。朝でも夕方でも、お墓やお地蔵様の前は猛烈な暑さ。汗だくでお経をあげていると、最後は頭がぼーっとして意識が朦朧としてくるほどでした。伝えたいのは、愚痴ではありませんなぜ、ここまでして走り回るのか?それは、当寺を選んでくださった信徒様、そして故人様との「ご縁」を何より大切にしたいからです。檀家制度がない当寺を選んでくださる方は、さまざまな思いやご事情を抱えていらっしゃいます。だからこそ、どれだけスケジュールが厳しくても、どれだけ猛暑であっても、一回一回のお勤めに全力を注ぎたいのです。(※もしお盆の時期に、お寺から急な時間調整のご連絡がいきましたら「あ、いまワンオペで猛ダッシュ中だな…」と温かくご協力いただけますと、めちゃくちゃ助かります!)いろいろと大変なトラブル続きのお盆でしたが、信徒の皆様の優しさに触れ、振り返れば最高の思い出になりました。まだまだ暑い日が続きます。皆様も熱中症には十分お気をつけてお過ごしくださいね。合掌