【コラム】「なぜ来ないの?」を「いつでもどうぞ」に変える場所地域を良くするための勉強会で、よくこんな言葉を聞きます。「せっかく企画したのに、なんで参加してくれないんだろう」一生懸命だからこそ出してしまう愚痴。その悔しい気持ち、すごくよく分かります。でも、私はこう思うのです。「参加しない」のではなく、
「参加できない事情と戦っている」のだと。仕事の疲れ、家庭の悩み、誰にも言えない心の葛藤。来ない人には、来ない人だけのドラマがあります。「地域のため」を思って始めたことで、誰かを責める感情が生まれてしまうのは、あまりにも悲しいことです。だから、私はお寺の役割をこう捉え直しています。
× 「行事に来てもらうためのお寺」
○ 「あなたの毎日の悩みを、少しだけ軽くるためのお寺」
お寺とともに生きてきた私は、行事の参加率という「数字」ではなく、目の前にいる「あなた」の暮らしを見ていたいのです。イベントに来てくれなくても構いません。関係がなくても、頼っていい。行事のある日も、何もない普通の日も。お寺の門は、いつでもあなたのために開いています。
合掌