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「嘘は絶対にダメ」…本当にそうですか?〜正直に生きる苦しさ、秘密を抱く覚悟〜​「どんなときも正直でいなさい」「嘘をつくのは悪いことです」​私たちは子供の頃からそう教わり、ネットの相談サイトでも「すべて本当のことを話すべきだ」という正論があふれています。​ですが、はっきり言わせてください。「嘘はダメ」という一言で片付けられるほど、人生は単純ではありません。​

 少し胸に手を当てて考えてみてください。これまでの人生で、一度も嘘をついたことがない人がいるでしょうか? 誰にも言えない秘密を一つも抱えずに生きてきた人が、本当にいるでしょうか。​誰もが心のどこかで小さな嘘をつき、波風を立てないように秘密を抱えて生きています。​

 実は、私自身もとても不器用です。嘘をつくとすぐに顔に出る体質ですが、それでもこれまでの人生で些細な嘘をつき、隠し事をしてきました。​「じゃあ、正直に生きれば幸せになれるのか?」答えは「ノー」です。​本当のことをすべて正直に伝えたせいで、大切な人を深く傷つけてしまった……。私にはそんな苦い後悔が、今も心に残っています。

​ 正義の仮面をかぶった「正直さ」が、時に刃となって人を傷つけるのです。​「正直になれば楽になる」「嘘をつくと苦しくなる」という簡単な二元論ではありません。すべてを白日の下に晒す生き方は、時に自分も周囲も息苦しくさせてしまいます。あえて本当の言葉を飲み込む「優しさという嘘(方便)」が必要な瞬間が、人生には必ずあります。​大切なのは、「嘘か正直か」ではありません。「その選択の結果を、自分が責任を持って引き受ける覚悟があるか」です。​嘘をついて墓場まで持っていくのも、正直に伝えて傷を分かち合うのも、選ぶのはあなたです。​どちらの道を選んだとしても、最後に笑える人生にしていきましょう。​合掌

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