今から法要の解説をいたします。しかし、検索すると宗門によって地域によって様々な見解があり統一性もない気がします。私なりの解釈も加えてあります。ご了承下さい。
あくまでも「※諸説あり」です
①四九日忌法要(満中陰)…曹洞宗では仏に成るためにお見送りする儀式法要となります。よく私は「故人様が戒名を授かり、仏弟子になり、49日間の見習い期間を経て、お釈迦様の下へと旅立たれるための儀式とお伝えしております。その時に葬儀の時に使用した白木の位牌から黒塗りの本位牌の開眼供養も同時に行います。
②開眼供養(仏壇・墓地・位牌)・・・施主様は葬儀が終わると新しく位牌を作成します。その時にする儀式は開眼供養です。故人様とつながるための儀式です。
仏壇を新調すれば仏壇の開眼供養
お墓を新調すればお墓の開眼供養
よく魂が入ると言われますが、あっちにもこっちにもご先祖様や故人様の魂があるのは理解に苦しみます。どちらかというとご先祖様や故人様、さらには仏様とつながることが出来るいわば電話の回線を繋ぐようなイメージですかね。(※もっと良い表現がありましたら、ご助言お願いします。)
③閉眼の供養(仏壇・墓地・位牌)・・・しかし、今では住環境の変化で仏壇や墓地を閉じる信徒様や施主様が増えております。だったらコンパクトサイズでもよろしいので、各家に仏壇は安置してほしいと思います。なければ、定期的にお寺にお参り来ませんか?
④初盆・・・故人様が迎える初めての盂蘭盆(お盆)の法要です。
初盆は地域に依りますが、暦では7月15日が盂蘭盆会ですが、現代は8月15日前後から8月24日と言われております。(※諸説あり)この時期は故人様ご先祖様が皆さんの家に帰ってくると言われております。私の地域では13日に迎え火を行い、15日夜に送り火を行います。灯篭流しや盆踊りもお盆の行事の一つで、仏教の文化が持ち込まれて根付いたと言われております。
お盆には棚経で12日から17日まで特に家家を周り、周りの寺院さんの棚経も手伝わなければならないので、出来れば初盆は一度日程を相談してほしいと思います。この時間しか駄目と言われると辛いです。出来れば午前中、午後と大きくくくってい欲しいと思います。ご協力お願いします。
⑤お彼岸などの初永代供養・・・故人様が迎える初めてのお彼岸の法要です。私としては法要をお願いします。しかし、現実は年2回春と秋のお彼岸があり、年2回もその間に四九日忌を迎えたり、終わったらすぐに一周忌になったりと中々して頂けないのも初永代かなと思います。ですので、私のお寺では4月初旬に春彼岸永代経の行事を行います。そちらにご参列ください。一度お問い合わせください。また、ホームページにも案内いたします。
⑥一周忌・・・故人様が命日から1年が過ぎたころに行う一周忌。命日から一周するから一周忌です。
⑦三回忌・・・一周忌の翌年に行う三回忌。「3年目ではなくて?」とよく聞かれますが三回目の法要です。数え方は49日忌、一周忌、三回忌で3回目。葬儀、一周忌、三回忌で3回目。命日を一年目とすると一周忌が2年目、三回忌は3年目だから問題ないという様々な説があります。(※諸説あり)
⑧納骨・・・お墓に納骨するときに納骨供養の読経を行います。納骨堂に収めるときにも納骨供養の読経を行います。
⑨七回忌以降の法要・・・三回忌のあとにも〇回忌法要は続きます。
一周忌・三回忌・七回忌・十三回忌・十七回忌・二十三回忌・二十七回忌・三十三回忌・三十七回忌・四十三回忌・五十回忌
何年後と間が空く年もあれば、4年後もあり。計算方法がわかりません。
私の希望は50回忌まで務めてほしいと思います。なぜ〇回忌法要があるかと言えば、
(理由)普段は自分の生活に追われて故人様やご先祖様の供養が十分できないことも多いから。
親戚一同が集まる理由が出来て、情報交換もできるから。
自分のお寺様の人柄が再確認できる。
全てにおいて良いことづくし、これもご先祖様一同のお徳だと思います。
(※現実はそうでもないということは後日お話いたします。)
⑩戒名授与(儀式あり)・・・これは以前流行した感染症の影響で葬儀を行わず火葬のみ行った施主様のために始めた儀式法要です。人間誰しも一身上の都合を抱えて生活しております。そこは仏教の形式だけなく皆さんの事情を踏まえて私は柔軟に対応させて頂きます。
⑪火葬炉前読経(葬儀なし、火葬式のみ)・・・こちらの法要も以前流行した感染症の影響で葬儀を行わず火葬式のみ行う施主様のために行う法要です。人間誰しも一身上の都合を抱えて生活しております。仏教の形式だけでなく皆さんの事情を踏まえて私は柔軟に対応させて頂きます。
※ただし、これは正式な葬儀の形ではありません。皆様には1日葬儀でもよろしいので、故人様を葬儀のお務めでお見送らせていただけませんか?経済的なご相談には柔軟に対応します。
⑫位牌の永代供養・・・住環境の影響で仏壇が安置できない、お位牌はあるけど家のどこにおいてよいか分からない施主様のために私のお寺で安置させて頂きます。細かい規約などありますので、一度ご連絡お願いします。
法話・・・仏教を分かりやすく説くために行う僧侶の話しです。
◇おわりに
※以上のことを踏まえて皆様がどんな葬儀、法要を行いたいか?ご相談ください。
また、葬儀の時授ける戒名も施主様の意見を尊重しますので、故人様ののことを
話せる範囲で結構ですのでお伝えください。私は葬儀法要は皆様と共に行いたい
と思います。よろしくお願いします。
ここにない法要に関しても出来るだけお施主様の意向を汲んで行いたいと思います。
法要を2つ以上行いたいときも柔軟に対応したいと思います。
先ずは、連絡をお願いします。
合掌