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先日、あるテレビ番組でこんな言葉を耳にしました。 「お墓を購入したことで、自分の死を意識するようになり、人生設計の一つとしてエンディングノートを書くようになった」

その瞬間、私は思いました。 “死を意識することは、今をどう生きるかを考えるきっかけになる”と。

でも、私たちはどこかで「死を考えるのは縁起でもない」「後ろ向きだ」と言われてきました。 だから、避けてしまう。考えないようにしてしまう。 けれど、それって本当に悪いことでしょうか?

高齢者の方から「早く死にたい」と相談を受けることがあります。 そのとき、周囲は「そんなこと言わないで、長生きしてください」と声をかけます。 でも、ただ長く生きることが目的ではないはずです。 人は「どう生きるか」にこそ意味を見出したいのです。

お墓を作ることは、死後の居場所を決めるだけではありません。 それは、「これからの自分の生き方」を見つめ直す時間をくれる行為です。

死は誰にでも訪れます。 だからこそ、後悔しないように「自分のしたいこと」を書き出してみませんか?

おすすめは「自分のしたいこと17条」。 聖徳太子の十七条憲法やSDGsの17目標にヒントを得て、 自分の願いや夢を17個、自由に書いてみるだけです。

・年齢は関係ありません。 ・小学生でも、高齢者でも、誰でも始められます。 ・「夢を書きなさい」より、「したいことを書いてみよう」の方がずっと書きやすい。

できれば、毎年お正月に書いてみてください。 新年の目標ではなく、「自分のしたいこと」を書くことで、自然と目標が見えてきます。

お墓は「死を考える場所」ではなく、 「生き方を見直す場所」。

そして、エンディングノートや「したいこと17条」は、 その生き方を形にするための小さな一歩です。

あなたの人生を、あなたらしく整えるために。 今日から、始めてみませんか?

合掌

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