“チョコ待った!”のお話
2月は、学生さんにとって大切な時期です。 受験に挑む人、その家族、そして入試のために休校が続く学校。 どこか落ち着かない空気が流れる季節でもあります。
そして、2月14日。 街はバレンタイン一色になります。
でも、ちょっとだけ立ち止まってみませんか。
目次
義理チョコが「義務」になっていませんか
「お返しどうしよう」 「みんなに配らなきゃ」
そんな“見えないルール”に、心が疲れてしまう人も増えています。 せっかくの贈りものが、気づけば“作業”になってしまう。 これでは本来の温かさが、どこかに置き去りです。
さらに、2月は食品ロスが増える時期でもあります。 恵方巻の大量廃棄は毎年の課題。 チョコレートも、年間で約50トンが捨てられていると言われています。
「みんながやっているから」ではなく、 「自分の心は、本当に動いているだろうか」 そう問いかけてみるだけで、選び方は変わります。
2月14日と15日――“命”を想う2日間
実はこの2日間には、深い意味があります。
● 2月14日:バレンタイン司教の命日
兵士の結婚が禁じられた時代、 それでも人々の愛を守ろうと結婚式を執り行い、処刑された司教。 彼が伝えたかったのは、 「形ではなく、心から人を想うこと」 だったはずです。
● 2月15日:お釈迦さまの命日(涅槃会)
お寺では涅槃団子をお供えし、ぜんざいにしていただく日。 お釈迦さまですら、命の終わりを迎えられた。 だからこそ、 「今をどう生きるか」 を静かに見つめ直す日でもあります。
“みんなと同じ”より、“自分らしい慈悲”を
バレンタインは、もう「女子から男子へ」という時代ではありません。
・クラス全員に、あたたかい声をかける ・職場で少しだけ分かち合う ・誰かに贈る代わりに、ご先祖さまへ手を合わせる
どれも立派な“慈悲のかたち”です。
大切なのは、 「心がこもっているかどうか」 ただ、それだけ。
この2月、“本当の温もり”を選びませんか
チョコの甘い香りに包まれる季節だからこそ、 一度立ち止まって、自分の心に耳を澄ませてみる。
見栄や義務を脱ぎ捨てて、 相手を、そして自分を大切にする生き方を選べたとき、 冬の寒さの中にも、静かな温もりが生まれます。
合掌
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