「最近の子どもは仏壇に手を合わせない」 そう思っている方、多いかもしれません。
でも、実際に棚経でお参りに伺うと、小さなお子さんから思春期のお子さんまで、しっかりと手を合わせている姿をよく見かけます。 その姿に、私は毎回、心を打たれます。
では、なぜ「子どもは仏壇に来ない」と感じるのでしょうか? それは、今の子どもたちが忙しいからです。
塾、部活、習い事、学童、保育園。 家よりも学校や施設で過ごす時間の方が長い。 空いた時間は、友達とファミレスやカラオケで過ごす。 勉強も、スポーツも、趣味も、友達との時間も、全部が大切。 そんな日々を一生懸命生きているのが、今の子どもたちです。
だからこそ、こう伝えたいのです。
「お参りしなさい」ではなく 「一度、自分の心と向き合う時間を持ってみませんか?」
宗教は、誰かを縛るものではなく、癒すもの。 「こうしなさい」ではなく「こうしてみませんか?」と伝えることで、心は自然と動きます。
そしてもうひとつ。 「子どもなんて…」「悩みなんて…」と軽く流してしまう大人の方へ。
あなたも、かつては子どもでしたよね? その悩み、小さく見えても、本人にとっては世界のすべてだったかもしれません。
私は、どんな悩みも、どんな声も、真剣に聞きます。 お盆の棚経は、施主様や信徒様と心を通わせる大切な時間。 だからこそ、話すだけでも構いません。 いつでも、気軽にご連絡ください。 あなたの声を、心からお待ちしています。